看護師さんの転職で、面接は採用を決める重要なポイントです。
「面接が苦手でどきどきする」
「うまく答えられないかもしれない」
このように悩んでいる人は、事前に対策をすれば安心できます。
今回は、面接のファッションやマナー・よくある質問について紹介します。
【看護師の面接のファッションは】
◇ 服装
面接を受けるときの服装は、上下同じ色のスーツが基本です。
色は、地味な黒・ネイビー・グレーがいいでしょう。
インナーは白のシャツで、派手な色や柄物は避けます。
スーツは第一印象で、信頼感や清潔感があるので印象がいいです。
見落としがちなのがスーツのサイズで、大きめよりもジャストサイズがきっちり見えます。
◇ 靴
靴はヒールが3cm前後の、黒のパンプスを選びましょう。
ペタンコ靴や、ヒールが6cm以上のものは面接に向いていません。
本革か合成皮革で、汚れがついていないかどうかチェックしておきます。
◇ カバン
カバンはA4サイズの資料が入るものが、便利です。
なぜなら、医療機関の資料を渡されることがあるからです。
色はスーツと同じ、地味なものを選びましょう。
◇ ヘアとメイク
面接で、ヘアの色は見られています。
金髪や明るい色のカラーは避けて、黒髪か自然な茶色がまじめな印象になります。
ロングヘアの場合は、ひとつにまとめた方が清潔に見えます。
メイクが濃すぎると、派手な印象になるので注意しましょう。
◇ アクセサリー・ネイル
アクセサリーとネイルは、つけない方が好印象です。
普段は綺麗にネイルをしているとおしゃれに見えますが、面接では強い印象になります。
【基本的なマナーは?】
会場に着く時間は、面接のスタートより5分から10分前です。
あまり早く着きすぎても、担当者の準備ができていないこともあります。
もしも遅れる場合は、できるだけ早めに電話で連絡をしましょう。
面接の対応だけでなく、受付や控室の行動にも注意します。
廊下や待合室では、大きな声で話したりスマホを見るのはNGです。
話すときは、相手がわかるようにはっきりした言葉を意識しましょう。
面接官は、応募者のマナーを見て一緒に働く姿を想像します。
【面接でよく聞かれること】
ここでは、面接で聞かれることについて紹介します。
当日焦らないように、練習しておきましょう。
◇ 自己PR
看護師の自己PRでは、下記のことをアピールすると話しやすいです。
・コミュニケーション能力
・協調性
・向上心
・看護経験
自己PRは、強みや経験を話すことが大切です。
◇ 退職理由
退職理由を話すときに、前の病院の悪口を言うのはNGです。
ネガティブな理由ばかり面接官に伝えると、採用しても不満ばかり言う人だと思われます。
人間関係が嫌だった場合は、「コミュニケーションをしっかり取りたい」と話して、前向きな言い方に変えましょう。
残業が多い場合は、「もっと効率よく仕事がしたい」と伝えます。
◇ 志望動機
志望動機に悩むときは、応募先の医療機関のホームページをチェックします。
医療機関の理念や病床数・力を入れている領域を知っておくことが大切です。
志望動機と、医療機関の特徴がぴったりだと印象が良くなります。
ネットの転職サイトには、志望動機の例文が載っています。
しかし例文をそのまま使うと、どこかで聞いたような言葉だと面接官は感じるでしょう。
志望動機の例文があっても、自分の言葉を取り入れることがポイントです。
◇ 結婚や出産の予定
採用する側からみると、結婚や出産は人員調整の面で気になります。
結婚後も長く働きたい希望がある場合は、はっきりと伝えましょう。
出産の場合も、院内保育園やファミリーサポートの利用を考えていることを伝えます。
◇ 患者さんとのエピソード
患者さんとのエピソードを聞かれるのは、応募者の性格とやりがいを知りたいからです。
エピソードは、自分が好きな内容でOKです。
しかし、今後の目標につながるようなことのほうがいいでしょう。
患者さんの気持ちに寄り添ったエピソードは、好印象です。
◇ 逆質問はどうするか
逆質問は、転職意欲が高いかどうかを判断されます。
特にありませんと答える人もいますが、関心がないと思われます。
入職までに勉強しておいた方がいいことや、実際働いている看護師の特徴について質問しましょう。
◇ 答えに詰まったら
面接は準備していても、緊張して答えに詰まることがあります。
まずは答えに詰まっても、合否に左右されることはないことを知っておきましょう。
意図がつかめない質問には、「〇〇に関する、質問でよろしいでしょうか?」と言って考える時間を作ります。
わからないことは、「申し訳ございません。わかりません」と素直に言いましょう。
中途半端に答えると、あとで苦しくなります。
【看護師求人サイト】
看護師求人サイトは、面接の相談ができます。
専門のコーディネーターさんが、面接の流れや注意点・想定される質問を教えてくれます。
服装やマナーについて、わからないことがあれば遠慮なく聞くことができます。
さらに、面接に同行してくれるケースもあります。
コーディネーターさんが、隣にいてくれるだけで安心感がありますね。
自分からは言いにくい、条件面の交渉も頼むことができます。
【まとめ】
今回は、看護師の転職で気になるファッションやマナー・よくある質問について紹介しました。
面接で失敗しないためには、事前の準備が必要です。
1.医療機関の情報を集める
2.スーツを準備する
3.髪の色が派手な場合は染める
4.面接の質問の練習
5.逆質問の内容を考えておく
このようなことを意識して、面接を受けると成功しやすいです。